【試乗レビュー】Faction CT5.0 2020-21モデル

スキー

2021年2月13日に、たざわ湖スキー場にてFaction試乗会が開催されました。
以前から気になっていたCT5.0に試乗しましたので、インプレッションをお伝えします。

Faction CT5.0

世界的に有名なフリースキーヤーであるCANDIDE THOVEX(キャンディッド・トベックス)のシグネチャーモデルです。
現行のCTシリーズは、1.0〜5.0まであり(4.0は無し)、数字が大きくなるほど太くなっています。

スペック

長さ:175cm/183cm/190cm
サイドカット(mm):152-122-140(183cm)
ラディウス:25m(183cm)
重さ:2,050g(183cm)
値段:¥115,000 +TAX
公式HP:https://jp.factionskis.com/ ※トップページへ遷移します

*ご覧の通り、Factionのサイトは、日本に最適化されているとは言えず、Google翻訳などの機能を使って見ていただければと思います。

2021-22モデル

試乗インプレッション

試乗機は183cmを乗りました。

190cmは別会場で使用されていたようで、乗れなかったのですが、日本人は183cmの方がマッチする方が多く、おすすめとのことです。

当日のゲレンデ状態:パウダーなし、圧雪バーン、不整地

グラフィック

トップシートは、つるつるしてなく、ややざらざらしたマットな質感でした。

トップシート
ソール

滑走フィーリング

板は2kg程で重すぎず軽すぎず、ちょうど良かったです。

ビンディングの取り付け位置は、キャンディッドの推奨位置で取り付けされていました。

比較的センター寄りで、普段このようなツインチップ形状の板などに乗ってはいないので、最初は違和感がありました。

ブーツより先が短く感じ、トップスピードになったときの挙動がどうなるかが不安でした。(結果的には良い意味で裏切られました)

●整地(ピステンバーン)

ウエスト幅122mmとは思えないほど、非常に軽快なターンができます。

スイングウェイトが軽く、感覚的には、普段使用している106mm幅の板より軽やかです。(メイン板は186cmのメタル入りで、性格が全く異なることもあり、余計に強く感じたかもしれません)

カービングも普通にできます。太さがあるため、体をわざと倒しにいっても、安定していて、積極的に板を倒しに行きたくなりました。

また、キャンバーがないので(=ゼロキャンバー)、切り返しの際の引っ掛かりがなく、スムースなターンができます。
バンクや壁などの地形遊びも楽しそうです。

気になっていたバタつきも感じられません。やはり飛んだり跳ねたりすることも想定しているからか、張りのある強い板でした。

●不整地

私が一番、気に入ったのは、ボコボコのバーンでの安心感です。

パウダー後、数日降雪がなくボコボコが固まったようなバーンで、あえてスピード上げて突っ込んでみたのですが、前述の通り、バタつきはなく、太さによる安定感もあり、よりスピードを出したくなる、そんな気持ちにさせてくれる板でした。

まとめ

パウダーでは試せなかったものの、これだけの太さがあれば、きっと楽しいと思います。

なにより、圧雪バーンで非常に調子が良いことが確認できたのは良かったです。

ウエスト幅120mm以上のパウダー専用機を用意している方も多くいるかと思います。
パウダーだけを楽しむならそれで良いかもしれませんが、ゲレンデパウダーなんてせいぜい1,2時間で終わることが多いですよね。

私はパウダーが終わった後も、荒れたパウダー、圧雪バーン、地形遊びなど、1日中楽しみたいと思っているので、CT5.0は私のわがままな要望を叶えてくれそうな気がしています。

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