メイン板としてはポラーブを使用していますが、それまでメインで使用していたVector glide Shift(175cm)のご紹介です。※2021年現在は、廃盤機種となっています。
バックカントリー始めるために、中古で手に入れ、山でもゲレンデでもこれ一本でどこでも滑っていた思い出が詰まった板です。
Vector glide Shift -シフト-
スペック&特徴
長さ:188cm/ 175cm
サイドカット:130-100-120 (mm)
ラディウス:24m(175cm)
重さ:約1,900g(1/2ペア)※175cm実測値
軽量で扱いやすいセンター幅100mmのツインチップ。パウダーからゲレンデのカービングまでスキーの全長を生かし、安定したライディングを可能とする。
私の所有しているシフトは、年式不明で…恐らく2000年代のものです。
シフトを購入する前までは、170cmの基礎板を使用していたので、ウエスト幅100mmで、長すぎない板を探していました。
タイミング良く、パウダーエントリー機のシフトに出会って購入にいたりました。
取り付けビンディング
Marker Dukeを取り付けしています。(というか、元々付いていた)
Vector glideは全ての機種に対して、Markerのビンディングを推奨しています。
シフトは、今では珍しいフルキャンバーの板で、しなやかさはあるけれど張りがあるので、滑走性の高いDukeビンディングは相性は良いと思っています。
とはいえ、山に登ることを考えると、約1400gのビンディングは重く、もう少し軽いビンディングでも良いかなとは思います。(今更変える気はないですが、、)
好きな点
●カービング時のターンの戻りの速さ
●扱いやすいスペック
●ベクターグライドらしいシルエット
フルキャンバーということもあり、ターン時にしっかり踏めば、切り返すときの板の戻り(跳ね返り)がビュンッと速いです。結構古い板にも関わらず、未だに楽しいです。
ウエスト幅100mmというのも、パウダーでもゲレンデでも非常に扱いやすいスペックで、スキーを始めて、少しうまくなったかな?バックカントリーも行きたい!となったタイミングでのチョイスとしてはベストでした。
発売当時としては、パウダー初心者の基本の一本という感じだと思うのですが、同じウエスト幅100mmのAventuraが人気になって、取って代わったのではと思っています。
個人的には、ベクターグライドの特徴的なノーズのシルエットが好きです。
今は、コルドバやマスティフだけの形ですが、分かる人にはひと目でベクターグライドだとわかるし、ベクターグライドに乗っているという満足感を感じられます。
気になった点
●ロングターン・高速ターンでの物足りなさ
●ツインチップで雪面に刺しづらい
スキー技術が上がってくるにつれて、より高速域での安定性や、スピードを求めるようになりました。
長さ175cmを選んでいることもあり、188cmの方ならまた感覚は変わってくるかもしれませんが、今となっては試せる場所もなく・・。
そんな中、ベクターグライドの試乗会で出会ったポラーブに一目惚れをして、今は、ポラーブがメイン板となっています。(そちらの記事は↓こちら)
また、シフトの特徴でもあるツインチップにより雪面にうまく刺さりません。休憩時やバックカントリーでシールを剥がすとき、山をバックに写真を撮りたいときなど、意外と板を刺すシーンがあると思いますが、地味にストレスでした。
一方、Aventuraは、テールがまっすぐで、山での扱いやすさなど重視されているようです。
まとめ:ファットスキーエントリー機としておすすめ
ウエスト幅100mm、しっかりとしたキャンバー。今まで基礎板で練習してきて、これからファットスキーを履いてみたい、バックカントリーを始めたいという方には、フィットしているかと思います。
新品では購入できなく残念ですが、手に入れられる機会があればぜひ試してみてください。